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2021.11.09 生前整理について/住環境の安全診断について/デジタル生前整理について/大橋運輸について
お知らせコラム
今月末は「人生会議」の日。エンディングノートの書き方セミナーおよび無料配布を19~20日に実施します!
11月30日に定められている「人生会議の日」に合わせて、当社ではエンディングノート普及協会理事長の赤川直美様を広島からお招きし、講演会を開催します。弊社オリジナルのエンディングノート「想いをカタチに」の無料配布をする他、弊社管理栄養士による講演や地元警察から特殊詐欺抑止に関連したお話もしていただきます。 瀬戸市は11月19日(金)14:00~16:00、尾張旭市では11月20日(土)14:00~16:00に実施。場所は、チラシに記しております。新型コロナの感染状況により、人数制限を行う場合もありますので、あらかじめご了承ください。(お問合せは、大橋運輸株式会社 0561-82-0084 まで) 普及協会とともに独自の「エンディングノート」を制作 弊社では、地域住民の方がご家族で「人生会議」を行えるようにという想いで、エンディングノートの無料配布や講演会の企画を行ってきました。 「人生会議」とは、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の愛称です。ACPとは、希望する医療やケアについて自ら考え、信頼する人たちと話し合うことを意味します。厚生労働省は「人生の最終段階における医療の決定プロセス」として以前から推奨しており、認知を広めるために愛称を公募。その結果「人生会議」が生まれました。同時に「いい看取り・看取られ」の語呂合わせになる11月30日が「人生会議の日」と定められています。 人は誰もがいつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。命の危険が迫った状態になると約7割の方が、その後の医療やケアなどについて自分で決めたり、人に伝えられなくなるという調査結果も。元気なうちに人生会議を行い、家族や友人などの信頼できる人に自分の希望を伝えることで、自分が望むケアを受けられる可能性が高まります。 自身の終末について記すエンディングノートは、「人生会議」を行う上で大切な存在です。弊社が制作したオリジナルのエンディングノート「想いをカタチに」は、広島のエンディングノート普及協会理事長の赤川直美様に監修を依頼。地元のイラストレーターさんに描いていただいた柔らかいイラストもたくさん盛り込んでいただいています。制作したエンディングノートは、地域包括センターや福祉施設で配布。その後、口コミで広まり、弊社まで取りに来る方も多く増刷を繰り返し、これまでに配布した数は3,000冊を越えました。 厚生労働省の調査では、エンディングノートについて知っている人は7割近く、しかし実際に制作に取り組む人は1割にも満たないという結果が出ています。弊社のある瀬戸市では、エンディングノートに取り組む意義についての資料を配布しているものの、ノート自体は置いていませんでした。そこで2020年、弊社はエンディングノート普及協会と一緒にオリジナルノートを制作、無料で配布を始めました。ノートの配布を始めるとたくさんの高齢者の方がエンディングノートを取りに来てくださり、多くの方の終末に対する意識の高さを感じました。この状況をみて、今年は「人生会議」をテーマにした講演会を企画したのです。 今回のイベントを通して、エンディングノートを実際に書いてもらうことにつながり、ノートを渡す相手を考え、そのお相手となる大切な方と、万が一の場合について話し合う機会にしてもらえたら嬉しく思います。 エンディングノートには、記入者自身のプロフィールや財産に関する情報をはじめ、かかりつけ医や延命治療に関する希望、墓や葬儀の方法を書き込むことができます。また、パソコンなどのIDやパスワード、ペットの託し先など、残された家族も助かる情報をまとめることも可能です。加えて、遺言の方向性を考えたり、生前整理での揉め事を防いだりすることもできると考えました。ノート自体は無料で配布しているのでお金もかかりません。 地域活動に込める想いと「健康寿命」を伸ばす取り組み 弊社は地域に根差す中小企業として、環境・安全・防犯・震災・健康・交流など地域の課題を把握し、解決する取り組みを進めてきました。輸送事業サービスだけをやっていては、住民の方々の悩みを知ることはなかなか難しく、弊社のことも単なる輸送業者としてしか認知していただけないことが多かったです。だからこそ、エンディングノートに興味をもっていただけたように、みなさまの日々の暮らしごとから弊社を知っていただく機会を大切にしてきました。これまでに、健康無料相談や交通安全教室、オオサンショウウオ生息地である蛇ヶ洞川の清掃など、幅広いジャンルで地域活動を行っています。 地域活動のなかでも「健康寿命」に関する活動には積極的です。今回のイベントでも弊社社員の管理栄養士の講演を企画に盛り込みました。「治療より予防」という観点から日々、社員や地域住民の方の健康サポートを担っており、ご参加いただく方々に寄り添った内容をお届けできると考えています。また、毎週水曜日に弊社が経営している「たいやきわらしべ」で開催する「おはなし広場」は、自分に合った食事やぐっすり眠るためのポイントなどといった日々の不安や悩みを話すコミュニティとして育んできました。バランスボールや健康太極拳の講習会なども開催し、地域の方々の「健康寿命」を伸ばすことを目指しています。 地域の皆さんとの関わりがきっかけとなり、社員の想いやサービスを知っていただくことで、困りごとが生まれた時に弊社のことを思い出していただけたら大変嬉しいです。「人々の暮らしに寄り添いたい」という想いの実現を少しずつ進めることによって、社員一人ひとりのモチベーション向上、さらには会社の成長へもつながると考えています。 これからは少子高齢化や人口減少の影響で、ますます地域の課題は深刻化していくことが予想されますが、地域と関わり続け、挑戦できる会社でありたいと思っています。また、今後は実践してきた取り組みを全国にも伝えていきたいと考えています。セミナー依頼があれば、全国どこででもお話させていただきます。弊社の取り組みが参考になれば幸いです。 -
2021.10.11 遺品整理について/生前整理について/デジタル生前整理について
コラム
写真のデータ化 事例を紹介します!
今回は、『写真の整理について』ご紹介します。 物のお片づけを進めていれば、きっとこの壁にぶつかるはず。 「思い出のたくさんつまった写真・・・アルバム・・・どうしよう。」『捨てる』か『残す』か。確かにこの2択ではありますが、『残しつつ捨てる』という技をご紹介します! ~昔の写真・孫の写真、自分で楽しむために~ 元々、弊社で生前整理を行っていた Aさん。 生活空間はきれいに片づいていましたが、押し入れの上段にしまってある収納ケース。 中にはたくさんのアルバムがありました。 「ちょっと見たいな」と思っても、上段にあるし、重たいし、出すのも一苦労。 ケガ予防のためにも、ぜひ整理をお勧めしたいところです。 しかし、写真を捨てるのはちょっと躊躇ってしまうのも事実。 そこで、『写真のデータ化』と『デジタルフォトフレーム』をご紹介しました。 Aさんは、「データ?」「デジタル?」と少し不安そうだったので、 まずはお試しで数枚お預かりし、どんな感じになるのか見てもらいました。 【ご依頼です!】 お試しでデータ化した写真に満足いただき、正式にご依頼、数百枚の写真をお預かりしました。 写真はバラのものから、アルバムに入っているもの、結婚式の写真など大きめのサイズも対応可能です。 『デジタルフォトフレーム』に対しては、「使いこなせるかな~。」という様子だったので、 なるべく機能が少なく、簡単に操作できるものをご提案しました。 もちろん、使い方もレクチャーしますし、その後困った時にもすぐにサポートします! (地域密着で展開しているからこそ、できることです!) 【完成です!】 全ての写真のデータ化が済んだらお渡しです。数枚の写真をお客様と確認した後、残りの分はご自身で確認していただきます。全て確認いただいた後、社内でとってあるバックアップは消去します。 写真を確認しながら、「これは、○○の時のやつだね!」「この時、こんなことがあってね~」「これは○○(娘さん)が何歳の時だったんだよ」と色んな話を聞かせてもらいました。 何百枚、何十年も前の写真でも、しっかりと思い出せるのはすごいですよね。 【後日談】 数日後・・・、営業より「Aさんに連絡して!データ消えちゃったかも!って言ってる!」 それは大変!何よりもAさんも驚いているだろう。と心配になりながら電話をし、状況を聞いたところ・・・ データは消えていませんでした!見るところが違ったようです。一安心。 電話でも解決しなければ、すっ飛んでいきます! ~整理、まずは写真から!このスペースが空くだけで全然違う!~ 続いて紹介するのは、部屋の片づけを進めようかなと取り掛かった Bさん。 目についたのが、棚に並んでいるたくさんのアルバムでした。 思い出として残しておきたい、でも部屋の場所をとっている。 古い写真はどうやって片づけたらいいかな。と困っていたところ、弊社のHPを見つけていただきました。 お持ちいただき、枚数を確認したところ、なんと1,000枚以上の写真がありました。 確かに・・・これは、場所を取りますね。 枚数が多かったので、一度「いる・いらない」を整理することをお勧めしました。 写真は、思い出深いものもあると思うので、「いる・いらない」にプラスして「迷う」を入れてもいいです! いきなり完璧を目指すと、整理に対してハードルが高くなり、疲れてやる気を失ってしまうこともあります。楽しみながらやりましょう! 【ご依頼です!】 整理をしてもらい、正式にご依頼です。 やはり「迷う」ものが多かったようで、一旦データにして「後からゆっくりと見返します。」とのことでした。 データ化の際に、「後から見返しやすいようにフォルダを設定して欲しい。」というご希望も賜りました。 【完成です!】 約2週間程度で完成です。 Aさんと同様、数枚をお客様と確認し、1か月後に弊社で保存したデータを処分する旨お伝えしました。 また、Bさんは写真の破棄も希望されたので、弊社にてお預かりし適切に処分いたしました。 大きな紙袋に入って大橋運輸にやってきた、1,000枚以上の写真たちは、小さなUSBに収まってお客様の元へ帰っていきました。 これで、お家の中もすっきり、思い出も大切に保管できますね! 写真のデータ化はいいことばかり! 写真は、スマホや携帯で撮ってデータで残しておく。そんな人が多くなってきました。 それらの写真データは、片手で削除・他の場所への移動も簡単です。 しかし、昔の写真はかさばって捨てにくい。アルバムに入れていたらそんな気持ちも倍増です。 見返して「あの頃こうだったな~」「これ流行ってた!」と懐かしんでいたら、いつの間にか時間が経っていた!なんてこともありますよね。 写真をデータ化すれば、 ・お部屋もすっきり ・見たいときに手軽に見られる ・人と共有するのも簡単 ・印刷だってできる ・写真の劣化も防げる(汚し、破れの心配もなし!) と、いいことばかり! データ化は、『写真整理アプリ』『スキャナー』など、個人で行うこともできますが、枚数が多いと時間がかかります。やっぱり写真のプロ・整理のプロに任せましょう。 写真屋さんでもOK! もちろん大橋運輸でも承ります! 「フォルダを分けて欲しい」「名前をつけておいて欲しい」「デジタルフォトフレームの使い方も教えて欲しい」など、様々なご希望もお聞かせください! ご依頼・ご相談は、下記URLよりお気軽にご連絡ください。 『無料相談・見積り依頼』https://www.0084.co.jp/seiri/contact/ facebookもやっています! https://www.facebook.com/0084kojinteam/ -
2021.09.11 遺品整理について/生前整理について/デジタル生前整理について
コラム
昔の携帯電話が出てきた!捨て方は?
いきなりですが、皆さんの自宅に『昔の携帯電話(スマホ)』はありませんか? もう使わない、何なら充電器もなく電源すら入らず使えない携帯電話(スマホ)を大事に取っておいている人いませんか? 最近であれば、新しいスマホを購入する際に、古いスマホと交換していることがほとんどです。 しかし、そんな交換制度より以前のこと。 折り畳み式携帯電話(ガラケー)や、何年も昔のモデルのiPhoneが出てきたらどうしましょうか。 結論は、『携帯ショップに持っていく』、または『信頼できる業者にお願い』 この二択が安心かつ簡単です。 どちらかで対応するにしても、廃棄にはちょっとした事前準備が必要となるため、具体的な手順を紹介していきます! 廃棄までのステップその①『データが残っていないか確認する』 まずは、携帯電話やスマートフォン(スマホ)にデータが残っていないか確認しましょう。 長い間使っていない、見ていない端末であれば、大事なデータはないかと思いますが、念のため確認しておきましょう。ほとんどの端末は電池がなく、電源が入らない状態だと思います。 まずは、充電をして電源を入れて、端末にデータが残っているか残っていないかを確認します。 データが残っていなければ、次のステップに進みますが、残っていれば整理が必要です。 データを残す場合は、『他の端末に移す』、データを残さない場合は、『データを消去』します。 廃棄までのステップその②『初期化する』 携帯ショップや業者で初期化してもらうこともできますが、時間が長くかかる可能性があるので、あらかじめご自身で行っておくと、そのあとの作業がスムーズに進みます。 <iPhoneの初期化方法> (Appleサイト参考:https://support.apple.com/ja-jp/HT201274) 1.『設定』 → 『一般』 → 『リセット』 2.パスコードとAppleIDのパスワードを入力する 3.消去されるまで待つ <Androidの初期化方法> (Googleサイト参考:https://support.google.com/android/answer/6088915?hl=ja) 1.『設定』 → 『スマートフォンをリセット』 その他の端末については、端末やキャリア(docomo、au、SoftBank)によって異なりますので、各キャリアの店舗へご相談ください。 廃棄までのステップその③『携帯ショップ』 または 『業者に依頼する』 初期化まで終われば、あとは携帯ショップか業者に引き取ってもらって完了です! 使っていた端末のキャリアと携帯ショップが別でも引き取ってもらえます。 (例えば、docomoの携帯やスマホをSoftBankで引き取ってもらうなど。) その他、自治体でも『小型家電』として資源リサイクルセンターなど、回収の場が設けられています。 回収場所、受付日時などは、各自治体のHPでご確認いただけます。 ちなみに、冒頭でもお伝えした通り、最近では機種変更の際に古い携帯電話・スマホを引き取ってもらうことができます。もう使わないかな?と思ったら、データの確認・移行と初期化を済ませて、携帯ショップに引き取ってもらいましょう。 さて、ここまでお伝えして「ちょっとめんどうだな・・・」と思った方いませんか? 「電源を入れるにしても、持っている端末に合う充電器なんてないよ。」 「初期化もややこしいな・・・」と思いませんか? 1年に何度もやる作業ではないので、調べながら行うのは少し手間ですよね。 そんな時は、大橋運輸にご相談ください! 弊社の専任スタッフが、上記手順の作業をサポートさせていただきます。 もちろん、携帯ショップでもサポートしてくれますが、ご依頼いただいた方の都合のいい時間に、お待ちいただくことなく対応できます。 廃棄についても、携帯ショップと同じように物理破壊・リサイクルで対応しますのでご安心ください。 ご依頼・ご相談は、下記URLよりお気軽にご連絡ください。 『無料相談・見積り依頼』https://www.0084.co.jp/seiri/contact/ facebookもやっています! https://www.facebook.com/0084kojinteam/ -
2021.08.31 遺品整理について/生前整理について/デジタル生前整理について
コラム
スマホは最低限の操作のみ!それでも、デジタル整理が必要な理由
今や96.1%(2019年時点)、ほとんどの人がモバイル端末を持っている時代です。 その中でも年々、保有率が増えているスマートフォン(以下:スマホ)のパスワード管理についてご紹介します。 「スマホ持っているよ」という方や「家族が持っているよ」という方は、ぜひ読み進めてください。 スマホのパスワードは今から管理をしておきましょう。 スマホのパスワードがわからない時、簡単に解除できない。ということをご存じですか? インターネットでは、「解除できます!」と掲載しているサイトもありますが、実は小さな字で「初期化されます」「工場出荷時状態に戻ります」と書かれていたりします。 つまり、「基本的には解除できるけど、初期化されるよ。」ということで、データが消えてしまうことを意味します。 また、なかには高度な技術を持ち実績もある企業によって、初期化されずに解除できる場合もありますが、何十万円などといった、高い費用がかかる場合もあります。また、そういった企業でも作業中にデータが消えないとは言いきれません。 しかし、普段使っているスマホのパスワードが分からなくなることなどあるのでしょうか。 ありえるのは、何らかの原因によって自分自身で判断ができなくなってしまった場合や、家族の遺品でパスワードが分からないという場合です。 パスワードが分からない時は、誕生日や記念日など想定できるパスワードを入れてみることが多いと思います。 しかし、セキュリティの観点から、分かりやすい番号を避ける人も多く、開かないこともあるでしょう。 次に、インターネットで「パスワード 解除」「パスワード 忘れた」と検索するのではないでしょうか。 もしかしたら、このサイトにもそのように検索してたどり着いた方がいるかもしれません。 しかし、多くの時間を使っても、最終的には、「解除できない」(できてもデータが消えてしまう)という結論にたどり着いてしまうのです。 スマホの使い方は人それぞれだと思います。 ・電話をかけるだけの人、 ・メール、アプリでゲーム、写真、インターネット、SNSなど様々な用途で使っている人 しかし、どのように使っているかは本人しかわかりません。 自分は「電話をかけるだけだよ」と分かっていても、そのことを家族は100%知っているでしょうか。 万が一自分に何かあったとき、家族は「スマホの中に何かあるかも?」と思ってパスワード解除をしようと試みる可能性があります。 多くの時間を費やし、もしかしたら何十万円もの費用をかけて、ほとんどデータの入っていないスマホのパスワード解除しようとするかもしれません。 実際に、以前弊社にお父様が亡くなったご家族からお問合せをいただいたことがあります。 「スマホにメモを残しているかもしれない、SNSもやっていたような気がするが、パスワードが分からない」と連絡をいただきました。 弊社ではできる限りの作業を進めましたが、残念ながら解除することはできませんでした。 ご家族とのお話で、日頃から家族と会話をされていたことや、デジタル機器に強く、スマホを使いこなしているお父様であったとうかがえました。 このように、見えないもの(スマホの中)が家族の不安だけでなく、何かメッセージを残してくれているのでは、という期待にも繋がることもあります。 iPhoneを開発するAppleでは、過去のFBIの協力依頼に対して敬意を払うものの、パスワード解除に関わる情報提供を事実上拒否しているほどで、 今後も一般的に解除ができることはあまり見込めません。 万が一、簡単にパスワード解除ができる日が来るとしても、今から自分で準備しておくことの方が現実的です。弊社がご紹介する方法は、とにかく簡単です。 それは、パスワードの管理について、どのようにしておくか家族と決めておくことです。 管理方法については、様々な価値観があると思うので、『メモを取っておく』『家族と共有する』など、それぞれの家族に合った方法を選びましょう。 デジタルは使いこなせば便利ですが、難しいなと思うことも多いですよね。それでもこれからの時代、避けて通ることができないデジタル機器。 整理しておいた方がいいな、必要だよな、と気づいた今が行動する時です。自分一人だとなかなか取り掛かることは難しいかもしれません。 そんな時は、弊社担当スタッフがサポートさせていただきます。 ご相談は無料です。ご相談内容に合わせたサポートをさせていただきます。 ぜひお気軽にご連絡ください。 facebookもやっています! https://www.facebook.com/0084kojinteam/ -
2020.04.22 デジタル生前整理について
コラム
データや写真も断捨離®を。「デジタル生前整理」のススメ
みなさんは「デジタル生前整理」という言葉をご存知ですか? 「生前整理」は一般的になってきましたが、「デジタル」生前整理とはどんなものなのでしょうか? そこで今回も、遺品整理・生前整理のプロ、大橋運輸株式会社(愛知県瀬戸市西松山町2-260)さんにお伺いし、2年前に立ち上げたデジタル整理部門の、岡田桃歩(とうあ)さんに、定義や実際の方法、私たちが今できることなどについて伺ってきました。 1.デジタル生前整理は、地図のない宝探しのようなもの --「デジタル生前整理ってピンとこないのですが、どんなものなのでしょうか」 岡田さん(以下敬称略)「確かに耳慣れないですよね。 対象になるものをお伝えするとわかりやすいかもしれません。 具体的には、以下の中に入っている写真やメールを整理することです」 ・パソコン ・スマホ(ケータイ) ・デジタルカメラ ・USB ・その他クラウドなど --「なるほど。個人のプライバシーに関わるものを整理するんですね」 岡田「はい。メインは写真やメールや連絡先ですが、今はSNSやLINE、ネットバンキングなどもその中に含まれます」 --「挙げてみるとけっこうありますね」 岡田「そうなんですよ。特にお金が関わるものは要注意です」 --「最近だとネットでやりとりできますからね」 岡田「例えばFXで利子がついている場合だといいんですが、マイナスの要素もあるんです。 知らないうちに借金になっているケースもありますから」 --「アプリの課金も危険な感じがします。パスワードがないと永遠に損してしまいますね」 岡田「そうなんです。 だからこそ、『生前』にやっておかないといけないわけなんです」 --「ここでつながるんですね!」 岡田「デジタル整理は『地図のない宝さがし』と言えますね」 --「目に見えないので、まさに宝探しをするようなものですよね。 今の私ですら、自分がどこにどんなデータを持っているか、すべて把握していません…」 岡田「モノと違って、増えたら部屋が狭くなるわけではないので、増えてもわかりづらい。 それがデジタル整理の難しいところで、通常の生前整理より難易度が高いんです」 2.お金の流れ&交友関係がわからない、SNSの乗っ取りが、3つの大きな危険要素 --「パスワードがわからないと、そもそも物理的にスマホやケータイが開きませんよね」 岡田「はい。特にアップル製は以前はパスワードが分からなくても解除できましたが、今は一切できません」 --「ではログインできないことで、具体的にはどんなことが困りますか?」 岡田「大きく分けて3つあります。1つ目がお金の流れがわからないこと」 --「いくら入ってるかわからないし、もちろん引き出せないですもんね」 岡田「配当金が受け取れなかったり、逆に永遠に課金されていることも」 --「それは困ります」 岡田「2つ目は、交友関係がわからないことです」 --「昔は手帳にメモしていましたが、今はスマホに全部入っていますもんね。 そういえばスマホを落としてしまい、大変な目に遭った映画もありましたよね」 岡田「はい。スマホはプライバシーの塊ですから。 変な話ですが、ご本人に何かあったことを伝えたいのに、誰に伝えていいのか全くわからないこともあります」 --「進学や就職などで地元を離れてしまったら、その後の人間関係をご家族が把握するのは難しいですね」 岡田「ええ。そして最後がSNSです」 --「いろいろな意味で複雑そうです」 岡田「最も恐いのはなりすましですね。放置されているうちにアカウントを乗っ取られ、トラブルに巻き込まれていることがあります。親しい人に迷惑をかけることにもなりますからね。」 --「こうして具体的なトラブルを見ていると、家族にパスワードを伝えておかなければと思いますね」 岡田「もしもの時にはここに記入してある、ということを伝えておくだけでもいいと思いますよ。 あまり喜ばしくないことですが、facebookでは事前準備によって追悼アカウントにすることもできます」 --「スマホのパスワード、SNSのパスワード、どんなアプリが入っているか…改めて見てみると、自分のプライバシーってけっこう広範囲になるんですね」 3.実際の作業は、所有物およびデータの確認 --「さて、デジタル整理の複雑さが十分身に沁みましたが、実際の作業というのはどのように進めるのですか?」 岡田「手順はシンプルで、①どんな所有物があり、②どんなデータが入っているかを確認することの2つですが、奥が深いので基本的には生前にやっておきたいところですね」 --「確かに、人によって違いそうです」 岡田「ご本人さんがいらっしゃれば、通常の生前整理と同じで、一緒に『要る・要らない』を判断しながら、捨てるものと残すものを明らかにしていきます」 --「データは一瞬で消えるので、自分でもこまめに捨てるといいですね」 岡田「ええ。判断しにくかったら、いったんUSBに保存しておいて時期が来たら捨てるなど、そのあたりは紙の書類と一緒。日付を入れて期日が来たら消します」 --「他にはどんな整理術がありますか?」 岡田「こちらには写真の仕分け用ソフトもありますので、例えば日付ごとの整理だったり、人が映っている写真だけを残すなんてこともできますよ」 --「スマホやパソコンのお店じゃないのに、そんなことまで!」 岡田「私たちが引っ越し業務の中で、生前整理や遺品整理をするようになったのと同じように、デジタルというものを介して、お悩みを解決していけるようになれたらと思っています」 4.日常的にやっておきたいこと、そしてデジタル生前整理の今後とは? --「ところで、現在はどんなお仕事・活動をされているんでしょうか?」 岡田「実はまだ、デジタル生前整理というのはメジャーではありません。 遺品整理に携わる中で、デジタル生前整理が必要になっていくと感じてきたので、お引越しや生前・遺品整理の際に、都度ご提案している状態ですね」 --「高齢者の方はデジタルには疎いので、大変なのではないでしょうか?」 岡田「いえ、むしろ逆なんです。 高齢者の方はデジタル機器を敬遠しがちで頼ることが少ない分、持っているデータもあんまりないんですよ。 ですから、スマホが使いこなせる世代以下の人全てに必要になると思います」 ーー「だいたい50代の方より下の年代になりそうですね。 プロから見て、日頃からしておいた方がいいことはありますか?」 岡田「何をおいてもパスワードです! これがないと何ともならないので、スマホやパソコン、アプリやSNSなど、対象ごとにパスワードを明記しておきましょう」 --「そして元気なうちにデータもこまめに消去」 岡田「お部屋の生前整理と同じで、終活に向き合う方だけでなく、10代でも20代でもやっておく必要があると思いますね」 --「作業が複雑だからでしょうか」 岡田「複雑だということもありますし、若い方はデジタルの情報を多く持っていますよね。遺品にならずとも、万が一の紛失や、データ破損に備えておくべきだと思います。スマホを水没させたら、数日立ち直れないですよね。」 --「確かに、情報を多く持っている人ほど、日頃から整理しておく必要がありますね。」 岡田「そういう意味でも生前にしておきたいんですよね」 --「今日お話を伺い、デジタルも生前整理が必要なことを実感しましたが、啓蒙活動などはされているのですか?」 岡田「まず、こうしたサイトで大切さを広めていくということと、高齢者に応対されている方、例えば福祉関係のスタッフさんに対してセミナーを行っています」 --「断捨離®とかシンプルライフというのはだんだん根付いていますけど、これもそうなればいいですね」 岡田「そうなんですよね。 最近はミニマリストさんが増えていますから、デジタルのミニマル化も広めてくれたらありがたいですよ」 --「デジタルと聞くと身構えてしまうので、プロの方が定義やシステムをしっかり伝えてくれると助かります」 岡田「保険やITと同じで、大切なのはわかるけれど、存在がわからない…みたいなところはあります。 だからこそ私たちのような専門の人間とともに、理解してもらえたら嬉しいですね」 --「今後はデータもどんどん多様化し、量も増えていくでしょうから、データと一緒に歩くことになりますからね。 最後に、今後の夢や目標をお聞かせください」 岡田「先程もお伝えしましたが、引っ越し業務から生前・遺品整理のご相談を受けたように、デジタルに関しても、気軽に相談できるような存在になれたらと思っています。 ですから、普段から「スマホを使ってこんなことをしたい」とか「デジタル決済はどうすると安全か」といったお悩みに応えていきたいです。 --「特にご高齢の方にとっては、心強い存在ですね!」 岡田「ありがとうございます。 デジタル整理は、想定できるものが莫大ですし、モノの整理以上にご要望が異なります。 ですから初回のご相談は無料でさせてもらい、お一人お一人のご要望を伺い、都度需要に応えながら『大橋運輸のデジタル生前整理の形』を作っていけたらいいなと思います」
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