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2021.10.11 遺品整理について/生前整理について/デジタル生前整理について
コラム
写真のデータ化 事例を紹介します!
今回は、『写真の整理について』ご紹介します。 物のお片づけを進めていれば、きっとこの壁にぶつかるはず。 「思い出のたくさんつまった写真・・・アルバム・・・どうしよう。」『捨てる』か『残す』か。確かにこの2択ではありますが、『残しつつ捨てる』という技をご紹介します! ~昔の写真・孫の写真、自分で楽しむために~ 元々、弊社で生前整理を行っていた Aさん。 生活空間はきれいに片づいていましたが、押し入れの上段にしまってある収納ケース。 中にはたくさんのアルバムがありました。 「ちょっと見たいな」と思っても、上段にあるし、重たいし、出すのも一苦労。 ケガ予防のためにも、ぜひ整理をお勧めしたいところです。 しかし、写真を捨てるのはちょっと躊躇ってしまうのも事実。 そこで、『写真のデータ化』と『デジタルフォトフレーム』をご紹介しました。 Aさんは、「データ?」「デジタル?」と少し不安そうだったので、 まずはお試しで数枚お預かりし、どんな感じになるのか見てもらいました。 【ご依頼です!】 お試しでデータ化した写真に満足いただき、正式にご依頼、数百枚の写真をお預かりしました。 写真はバラのものから、アルバムに入っているもの、結婚式の写真など大きめのサイズも対応可能です。 『デジタルフォトフレーム』に対しては、「使いこなせるかな~。」という様子だったので、 なるべく機能が少なく、簡単に操作できるものをご提案しました。 もちろん、使い方もレクチャーしますし、その後困った時にもすぐにサポートします! (地域密着で展開しているからこそ、できることです!) 【完成です!】 全ての写真のデータ化が済んだらお渡しです。数枚の写真をお客様と確認した後、残りの分はご自身で確認していただきます。全て確認いただいた後、社内でとってあるバックアップは消去します。 写真を確認しながら、「これは、○○の時のやつだね!」「この時、こんなことがあってね~」「これは○○(娘さん)が何歳の時だったんだよ」と色んな話を聞かせてもらいました。 何百枚、何十年も前の写真でも、しっかりと思い出せるのはすごいですよね。 【後日談】 数日後・・・、営業より「Aさんに連絡して!データ消えちゃったかも!って言ってる!」 それは大変!何よりもAさんも驚いているだろう。と心配になりながら電話をし、状況を聞いたところ・・・ データは消えていませんでした!見るところが違ったようです。一安心。 電話でも解決しなければ、すっ飛んでいきます! ~整理、まずは写真から!このスペースが空くだけで全然違う!~ 続いて紹介するのは、部屋の片づけを進めようかなと取り掛かった Bさん。 目についたのが、棚に並んでいるたくさんのアルバムでした。 思い出として残しておきたい、でも部屋の場所をとっている。 古い写真はどうやって片づけたらいいかな。と困っていたところ、弊社のHPを見つけていただきました。 お持ちいただき、枚数を確認したところ、なんと1,000枚以上の写真がありました。 確かに・・・これは、場所を取りますね。 枚数が多かったので、一度「いる・いらない」を整理することをお勧めしました。 写真は、思い出深いものもあると思うので、「いる・いらない」にプラスして「迷う」を入れてもいいです! いきなり完璧を目指すと、整理に対してハードルが高くなり、疲れてやる気を失ってしまうこともあります。楽しみながらやりましょう! 【ご依頼です!】 整理をしてもらい、正式にご依頼です。 やはり「迷う」ものが多かったようで、一旦データにして「後からゆっくりと見返します。」とのことでした。 データ化の際に、「後から見返しやすいようにフォルダを設定して欲しい。」というご希望も賜りました。 【完成です!】 約2週間程度で完成です。 Aさんと同様、数枚をお客様と確認し、1か月後に弊社で保存したデータを処分する旨お伝えしました。 また、Bさんは写真の破棄も希望されたので、弊社にてお預かりし適切に処分いたしました。 大きな紙袋に入って大橋運輸にやってきた、1,000枚以上の写真たちは、小さなUSBに収まってお客様の元へ帰っていきました。 これで、お家の中もすっきり、思い出も大切に保管できますね! 写真のデータ化はいいことばかり! 写真は、スマホや携帯で撮ってデータで残しておく。そんな人が多くなってきました。 それらの写真データは、片手で削除・他の場所への移動も簡単です。 しかし、昔の写真はかさばって捨てにくい。アルバムに入れていたらそんな気持ちも倍増です。 見返して「あの頃こうだったな~」「これ流行ってた!」と懐かしんでいたら、いつの間にか時間が経っていた!なんてこともありますよね。 写真をデータ化すれば、 ・お部屋もすっきり ・見たいときに手軽に見られる ・人と共有するのも簡単 ・印刷だってできる ・写真の劣化も防げる(汚し、破れの心配もなし!) と、いいことばかり! データ化は、『写真整理アプリ』『スキャナー』など、個人で行うこともできますが、枚数が多いと時間がかかります。やっぱり写真のプロ・整理のプロに任せましょう。 写真屋さんでもOK! もちろん大橋運輸でも承ります! 「フォルダを分けて欲しい」「名前をつけておいて欲しい」「デジタルフォトフレームの使い方も教えて欲しい」など、様々なご希望もお聞かせください! ご依頼・ご相談は、下記URLよりお気軽にご連絡ください。 『無料相談・見積り依頼』https://www.0084.co.jp/seiri/contact/ facebookもやっています! https://www.facebook.com/0084kojinteam/ -
2021.09.11 遺品整理について/生前整理について/デジタル生前整理について
コラム
昔の携帯電話が出てきた!捨て方は?
いきなりですが、皆さんの自宅に『昔の携帯電話(スマホ)』はありませんか? もう使わない、何なら充電器もなく電源すら入らず使えない携帯電話(スマホ)を大事に取っておいている人いませんか? 最近であれば、新しいスマホを購入する際に、古いスマホと交換していることがほとんどです。 しかし、そんな交換制度より以前のこと。 折り畳み式携帯電話(ガラケー)や、何年も昔のモデルのiPhoneが出てきたらどうしましょうか。 結論は、『携帯ショップに持っていく』、または『信頼できる業者にお願い』 この二択が安心かつ簡単です。 どちらかで対応するにしても、廃棄にはちょっとした事前準備が必要となるため、具体的な手順を紹介していきます! 廃棄までのステップその①『データが残っていないか確認する』 まずは、携帯電話やスマートフォン(スマホ)にデータが残っていないか確認しましょう。 長い間使っていない、見ていない端末であれば、大事なデータはないかと思いますが、念のため確認しておきましょう。ほとんどの端末は電池がなく、電源が入らない状態だと思います。 まずは、充電をして電源を入れて、端末にデータが残っているか残っていないかを確認します。 データが残っていなければ、次のステップに進みますが、残っていれば整理が必要です。 データを残す場合は、『他の端末に移す』、データを残さない場合は、『データを消去』します。 廃棄までのステップその②『初期化する』 携帯ショップや業者で初期化してもらうこともできますが、時間が長くかかる可能性があるので、あらかじめご自身で行っておくと、そのあとの作業がスムーズに進みます。 <iPhoneの初期化方法> (Appleサイト参考:https://support.apple.com/ja-jp/HT201274) 1.『設定』 → 『一般』 → 『リセット』 2.パスコードとAppleIDのパスワードを入力する 3.消去されるまで待つ <Androidの初期化方法> (Googleサイト参考:https://support.google.com/android/answer/6088915?hl=ja) 1.『設定』 → 『スマートフォンをリセット』 その他の端末については、端末やキャリア(docomo、au、SoftBank)によって異なりますので、各キャリアの店舗へご相談ください。 廃棄までのステップその③『携帯ショップ』 または 『業者に依頼する』 初期化まで終われば、あとは携帯ショップか業者に引き取ってもらって完了です! 使っていた端末のキャリアと携帯ショップが別でも引き取ってもらえます。 (例えば、docomoの携帯やスマホをSoftBankで引き取ってもらうなど。) その他、自治体でも『小型家電』として資源リサイクルセンターなど、回収の場が設けられています。 回収場所、受付日時などは、各自治体のHPでご確認いただけます。 ちなみに、冒頭でもお伝えした通り、最近では機種変更の際に古い携帯電話・スマホを引き取ってもらうことができます。もう使わないかな?と思ったら、データの確認・移行と初期化を済ませて、携帯ショップに引き取ってもらいましょう。 さて、ここまでお伝えして「ちょっとめんどうだな・・・」と思った方いませんか? 「電源を入れるにしても、持っている端末に合う充電器なんてないよ。」 「初期化もややこしいな・・・」と思いませんか? 1年に何度もやる作業ではないので、調べながら行うのは少し手間ですよね。 そんな時は、大橋運輸にご相談ください! 弊社の専任スタッフが、上記手順の作業をサポートさせていただきます。 もちろん、携帯ショップでもサポートしてくれますが、ご依頼いただいた方の都合のいい時間に、お待ちいただくことなく対応できます。 廃棄についても、携帯ショップと同じように物理破壊・リサイクルで対応しますのでご安心ください。 ご依頼・ご相談は、下記URLよりお気軽にご連絡ください。 『無料相談・見積り依頼』https://www.0084.co.jp/seiri/contact/ facebookもやっています! https://www.facebook.com/0084kojinteam/ -
2021.08.31 遺品整理について/生前整理について/デジタル生前整理について
コラム
スマホは最低限の操作のみ!それでも、デジタル整理が必要な理由
今や96.1%(2019年時点)、ほとんどの人がモバイル端末を持っている時代です。 その中でも年々、保有率が増えているスマートフォン(以下:スマホ)のパスワード管理についてご紹介します。 「スマホ持っているよ」という方や「家族が持っているよ」という方は、ぜひ読み進めてください。 スマホのパスワードは今から管理をしておきましょう。 スマホのパスワードがわからない時、簡単に解除できない。ということをご存じですか? インターネットでは、「解除できます!」と掲載しているサイトもありますが、実は小さな字で「初期化されます」「工場出荷時状態に戻ります」と書かれていたりします。 つまり、「基本的には解除できるけど、初期化されるよ。」ということで、データが消えてしまうことを意味します。 また、なかには高度な技術を持ち実績もある企業によって、初期化されずに解除できる場合もありますが、何十万円などといった、高い費用がかかる場合もあります。また、そういった企業でも作業中にデータが消えないとは言いきれません。 しかし、普段使っているスマホのパスワードが分からなくなることなどあるのでしょうか。 ありえるのは、何らかの原因によって自分自身で判断ができなくなってしまった場合や、家族の遺品でパスワードが分からないという場合です。 パスワードが分からない時は、誕生日や記念日など想定できるパスワードを入れてみることが多いと思います。 しかし、セキュリティの観点から、分かりやすい番号を避ける人も多く、開かないこともあるでしょう。 次に、インターネットで「パスワード 解除」「パスワード 忘れた」と検索するのではないでしょうか。 もしかしたら、このサイトにもそのように検索してたどり着いた方がいるかもしれません。 しかし、多くの時間を使っても、最終的には、「解除できない」(できてもデータが消えてしまう)という結論にたどり着いてしまうのです。 スマホの使い方は人それぞれだと思います。 ・電話をかけるだけの人、 ・メール、アプリでゲーム、写真、インターネット、SNSなど様々な用途で使っている人 しかし、どのように使っているかは本人しかわかりません。 自分は「電話をかけるだけだよ」と分かっていても、そのことを家族は100%知っているでしょうか。 万が一自分に何かあったとき、家族は「スマホの中に何かあるかも?」と思ってパスワード解除をしようと試みる可能性があります。 多くの時間を費やし、もしかしたら何十万円もの費用をかけて、ほとんどデータの入っていないスマホのパスワード解除しようとするかもしれません。 実際に、以前弊社にお父様が亡くなったご家族からお問合せをいただいたことがあります。 「スマホにメモを残しているかもしれない、SNSもやっていたような気がするが、パスワードが分からない」と連絡をいただきました。 弊社ではできる限りの作業を進めましたが、残念ながら解除することはできませんでした。 ご家族とのお話で、日頃から家族と会話をされていたことや、デジタル機器に強く、スマホを使いこなしているお父様であったとうかがえました。 このように、見えないもの(スマホの中)が家族の不安だけでなく、何かメッセージを残してくれているのでは、という期待にも繋がることもあります。 iPhoneを開発するAppleでは、過去のFBIの協力依頼に対して敬意を払うものの、パスワード解除に関わる情報提供を事実上拒否しているほどで、 今後も一般的に解除ができることはあまり見込めません。 万が一、簡単にパスワード解除ができる日が来るとしても、今から自分で準備しておくことの方が現実的です。弊社がご紹介する方法は、とにかく簡単です。 それは、パスワードの管理について、どのようにしておくか家族と決めておくことです。 管理方法については、様々な価値観があると思うので、『メモを取っておく』『家族と共有する』など、それぞれの家族に合った方法を選びましょう。 デジタルは使いこなせば便利ですが、難しいなと思うことも多いですよね。それでもこれからの時代、避けて通ることができないデジタル機器。 整理しておいた方がいいな、必要だよな、と気づいた今が行動する時です。自分一人だとなかなか取り掛かることは難しいかもしれません。 そんな時は、弊社担当スタッフがサポートさせていただきます。 ご相談は無料です。ご相談内容に合わせたサポートをさせていただきます。 ぜひお気軽にご連絡ください。 facebookもやっています! https://www.facebook.com/0084kojinteam/ -
2020.07.20 遺品整理について/生前整理について
コラム
遺品整理や生前整理を地域や地元密着の業者・会社に頼んだ方がいい3つの理由
終活という言葉が知られる中で、断捨離®を積極的に行ったり、「元気なうちに生前整理をお願いしたい」「遺品整理を依頼したい」と思う方も増えています。 それに伴い、「生前整理」「遺品整理」を専門に扱う業者も急増していますが、反面、悪徳業者も後を絶ちません。 ではどんなところに頼むと、安心・安全なのでしょうか? そこで、大橋運輸株式会社(愛知県瀬戸市西松山町2-260)の部坂さんとのインタビューからお伝えします。 部坂さんによれば、地元の業者に頼むメリットは、 信頼 気軽に相談できる きめ細やかなサービス の3つだそう。詳しく伺ってみましょう。 メリット① 歴史と実績があるから信頼でき、行政や他業種との連携が可能 引用元:https://www.photo-ac.com/profile/810857 --「地域密着で長年活動されている企業や業者だと、客観的に見ても安心できますよね」 部坂さん(以下敬称略)「はい。やはり地域の方との繋がりもありますし、名前も所在地も知られているわけですから、それだけのものを背負っているといえますよ」 --「例えばユーザーとしては一番に、『悪徳業者に引っかかりたくない!』と思うのですが、地元企業ならないですもんね」 部坂「そうですね。うちの例ですと66年間地元の方にお世話になっているので、絶対に裏切りたくないと思っています」 --「下手なことはできないということですね(笑) その他にどんなメリットがありますか?」 部坂「横の繋がりがあるので、何かあったときに連携がしやすいということです。 遺品整理では大きなものも処分しますが、エアコンやテレビなどの回収をはじめ、レッカーの配車、ピアノといった重量物や庭のお片付け、時には蜂の巣の駆除まで、長年お付き合いのある業者さんに頼むことができるんです」 ーー「蜂の巣の駆除やお庭の掃除まで! それは考えつかなかったです」 部坂「ほかにも、人形供養やお仏壇の整理はお寺の宮司さんに頼めますし、弁護士・会計士・司法書士さんなど、士業の方には相続の相談もできます。 あとは、作業をする上で大きなトラックを駐車する際も、理解を得やすかったり…こうしたことは、長年地元で活動させてもらっているからだと思いますね」 ーー「信頼関係が培われている証拠ですね。 大橋運輸さんは、地域包括や行政の方に向けたセミナーも行っていらっしゃるので、そういったところからの依頼も多いのでは?」 部坂「ありがたいことに多いです。 作業に入ってから関係者さんに『あのお宅、整理しないと危ないと思ってたんです…助かりました』と言っていただけたり、『終活のすすめ』といった行政の情報誌などで紹介していただけることもあります」 --「地元密着=実績があるということだけでなく、他業種や行政との繋がりも強いということですね」 部坂「特に遺品整理ではモノの行き場が様々なので、他業種と連携できるのは便利だと思います」 メリット② 現場との距離が近いため、気軽に相談でき、対応も早い 引用元:https://www.photo-ac.com/profile/810857 --「2つ目が、気軽に相談できるということですね」 部坂「ええ。やはり近くの業者だと『ちょっと相談』がしやすいですよね。 『何かあればすぐ飛んでいける』『迅速になんでも対応できる』のはメリットだと思います」 --「距離的なことがありますし、道もよくご存知でしょうし」 部坂「そうですね。お見積もりにもすぐに伺えますし、お客様が作業されてる中で段ボールが足りなくなった時も、すぐに届けられます」 ーー「スピーディに駆けつけられる! 大橋運輸さんはすべて現地でお見積もりされてるので、訂正があった時もよさそうですね」 部坂「弊社の例ですが、すぐに現地に行き、すぐにお見積もりができるのはメリットといえますね。 遠いと、見積もりを1回で決定しないといけませんし、変更があっても電話やメールになってしまい、どうしても信頼関係が薄くなってしまうんですよ」 ーー「顔を合わせてお話しできるのは大きいですよね。 それに遠いとわざわざ相談しようと思わないし、いざという時、こちらも恐いです」 ーー「業者さんと現場が近いというのも、地域に根付く良さのひとつなんですね」 メリット③ 実績を積んだからこそ、きめ細やかなサービスが可能に 引用元:https://www.photo-ac.com/profile/43626 ーー「3つ目が、きめ細やかなサービスですね」 部坂「はい。これまでと多少重複するのですが、フットワーク軽く、さまざまな問題にお応えできるということです」 ーー「経験値が違いますし、そのエリアのことをよくご存知ですからね。 例えば大橋運輸さんのある瀬戸市では、そのエリアならではの特色はありますか?」 部坂「やはり瀬戸物が多い事でしょうか(笑)。 何代も続くお宅が多いので、30客とか50客出てくることもあります」 ーー「昔は冠婚葬祭すべて自宅でやってましたもんね」 部坂「かなり前には、純和風のお屋敷の整理の際に、蔵から大量の日本刀が出てきてしまって…」 ーー「銃刀法で引っかかってしまう!」 部坂「その通りなんです。でも悪気があったわけではないので、地域との連携を使って郷土施設に寄贈という形を取りました」 ーー「難しい例にも対応できる実力と、最初にお話しいただいた『連携』ですね」 部坂「今回の3つのメリットは、別々のものではなく、それぞれが関係しているんですよ」 ーー「信頼が培われているから気軽に相談できるし、業者もきめ細やかなサービスが提供できる、という循環ですね」 部坂「そのとおりです!」 ーー「あと、ユーザーとしては『悪徳業者』に引っかかりたくないというのが、かなり気になるポイントなんですが…」 部坂「冒頭で述べたように、地元密着だからこそ地域の方を裏切りたくないですよね」 ーー「なるほど。トラブルというと買い叩かれるとか、お金だけ取っていなくなる…というようなことが思い浮かぶのですが、プロから見ると他にどんなケースがあるんですか?」 部坂「まずは不法投棄の問題です。 サイトもなくて、連絡先はケータイで、安く処理しているけれど、不要品をどこに持っていっているかわからない…」 ーー「エコが叫ばれる今、モラル的にまずいですよね」 部坂「モラルの面だけではないんですよ。仕分けもせず一切合切持っていってしまい、その先でパソコンやタンスの奥にあったような個人情報を盗み、犯罪に結びつくケースもあるんですよ」 ーー「それはかなり恐ろしいです!」 部坂「その点でも、地元密着の会社ならしっかり作業しますから、安心・安全な配慮を徹底していますね」 ーー「環境的な面の安全と、プライバシーの面での安全の両方ですね」 部坂「弊社の生前整理や遺品整理のサービスは、地域のニーズから生まれて拡大してきたので、今後も地域の方の声を拾い、ニーズに合ったサービスを親身になって提供することが、私たちの使命だと考えています」 ーー「地元に根付いた企業なら、業種に限らず『地域への恩返し』という部分があるでしょうね」 部坂「はい。地域の方のお陰で仕事を続けることができたわけですから、その信頼に応えていきたいです」 ーー「生前整理や遺品整理は、ご本人やご家族にとってかなり大きな仕事になると思います。 だからこそ、ユーザーにとって安心・安全で、きめ細やかなサービスができる、地域密着の業者が最適ということですね。 私もそういう時が来たら、地元に根付いて、長く営業している業者さんを選びたいと思います」 トップページ画像引用元:https://www.photo-ac.com/profile/43626 取材:「綴屋」ライター/増田有香(https://tsuzuriya.jp/) -
2020.06.05 遺品整理について/生前整理について
コラム
遺品整理・生前整理では「リサイクル」も視野に入れよう!
皆さんは「リサイクル」と聞くとどんなことを思い浮かべるでしょうか? 自分の不要なものをお金に変えること? 無料で差し上げてしまうこと? 不要なものを必要な人に売ること? それぞれ、思い浮かべるイメージがあると思います。 そこで今回も、引っ越し・遺品整理・生前整理を専門に行っている大橋運輸さん(瀬戸市西松山町)を訪ねました。 お話ししてくださったのは、リサイクル担当部署のリーダー、入社7年目の松下壱成(いっせい)さん。 プロが考える「リサイクルがもたらす、ユーザーのメリット」とは何でしょうか? 遺品整理・生前整理において、リサイクルできるアイテムとは? 引用元:https://www.photo-ac.com/profile/43626 --「大橋さんは引っ越し業務が有名ですが、遺品整理や生前整理も増えていますよね」 松下さん(以下敬称略)「はい。お陰様でセミナーなどもやらせてもらっています。 遺品整理は認知が広がってきましたが、実は生前整理が重要。 なぜなら、部屋を整頓することが、安全に快適に日々を暮らしていただくことに繋がるからなんです」 --「モノが多くて動線がふさがれ、ケガをするなんて話をよく聞きますし、決して旅立つための準備じゃないんですよね。 ところで、遺品整理と生前整理では、片づける内容も違ってきますか?」 松下「生前整理は今後もそこに住むので、お客様が『要るか要らないか』を、より細かく仕分ける必要があります。 スムーズに進むよう、プロの私たちが寄り添う感じですね。」 --「整理をしていくと、具体的にはどんなアイテムが出てくるのでしょうか?」 松下「ざっと挙げると、家具・家電・洋服・食器・寝具・おもちゃ・衣類・生活用品全般ですね」 ーー「なるほど。最後の生活用品全般とは?」 松下「ジューサーやドライヤー、アイロン、目覚まし時計にお弁当箱…」 ーー「洗面所や台所、居室にある細々としたアイテムが含まれるんですね。 さて、松下さんはリサイクル専門部署のリーダーとのことですが、現場でお客様から直接『リサイクルをお願い』と言われるのでしょうか?」 松下「どちらかというと『リサイクルもできますよ』とご提案する感じです。 一概にはいえませんが、捨てるものが4割、リサイクルが6割になります」 --「6割がリサイクルとは、意外に高いですね!」 松下「そうなんですよ。 『全部捨てようと思っていたのに、売れるのね』とおっしゃる方もいます」 --「では具体的なリサイクルへの取り組みと、私たちユーザーへのメリットを教えてください」 経済的・心理的にメリットあり「輸出」という方法が強み 引用元:https://www.photo-ac.com/profile/2328559 --「先程「6割がリサイクル」とのことでしたが、どんな方法でリサイクルするのですか?」 松下「まず、4割は輸出します」 --「輸出ということは外国に持って行く?」 松下「はい。弊社ではフィリピンが中心です。 本格的に取り組み始めたのは6年ほど前ですが、外国に輸出ができるのはうちの強みですね」 --「なるほど」 松下「日本人には『もったいない』という精神がありますよね。 遺品整理では『全部捨てて欲しい』ということが多いのですが、整理していく中で『おばあちゃんが大切にしていたから、誰かが使ってくれたら…』という声がわいてくるんです」 ーー「確かに…まだ使えるものもたくさんあるでしょうから、そんな声から生まれたサービスなんでしょうね」 松下「ええ。さらには社会貢献という意味もあります」 ーー「必要としてくれる方に届き、『遠い異国の地で大切にされているかな?』と思うとこちらも嬉しいですね。 ということは、輸出は精神的なメリットが大きいんでしょうか?」 松下「経済的なメリットもあります。 家具や寝具、大きな家電などは、処分する際に引き取り料金が発生しますが、弊社では輸出するのでその料金がカットされるんです」 ーー「余分な料金がかからず、誰かに喜んでもらえるなら有り難いですよね」 松下「アイテムとしては家具、使っていない食器や寝具が対象です。 電化製品は電圧の関係で、衣類は法律で輸出不可なので、それらは国内で売る方法を取ります」 --「それが残りの2割なんですね」 松下「はい。『売る』という方法です」 --「メルカリで売るとか、リサイクルショップに行くとか、皆さんされないのかしら?」 松下「基本皆さんお急ぎですからね…あまりないです(苦笑)。 具体的にはまず高価なもの。時計や宝石ですね」 --「質屋さんや買い取り店に依頼されるんですか」 松下「ええ。骨董品もそうですが、専門の方に見てもらいます。 お酒などはお客様でも持って行けるので、『専門業者に売った方が高くなりますよ』と勧める時もあります」 --「儲けが少なくなってしまうのに…良心的です!」 松下「そして、一番売れるのが家電。 最新型の大きな冷蔵庫なら、数万円で売れることもあるんですよ」 --「製造年がポイントになりそう…」 松下「ですからなるべく早い方がいいんですよ。 生前整理やお片付けに伺うと、新品が出てきたりするので『早く売りましょう!』と」 --「新品の家電が住まいから出てくるとは、どんな状況なんでしょう?」 松下「お店で勧められるままに買ったけれど使い方がわからないとか、説明書が読めなくて使えないという状況です。 あとは、買ったものの動かないので違うものを買い、しまったままにしたものを調べたら、使い方が間違っていたなどでしょうか」 --「今は機能が細かすぎますからね。私でも戸惑う時があるので、年配の方だともっと厳しいのかもしれません」 松下「その通りです。 ですから売ることはもちろん、安全面も考えて早めに片づけされるのがいいですね」 --「先程、専門の業者さんにもご依頼されるとのお話でしたが、御社で査定はされないのですか?」 松下「選別の知識がないと捨ててしまう場合もあるので、気になるものはすぐに調べます。 特にファンやマニアの多い、おもちゃや文房具、骨董品には気をつけていますね」 --「他に驚いた物などありますか?」 松下「そうですね。弊社のある瀬戸・尾張旭近辺は昔から続く大きなお宅も多いので、蔵の中から小判や日本刀、火縄銃なんかが出てきたときもありますよ」 --「それはびっくりしますね」 松下「不要品は譲ったり売ったりできることを、もっと知って欲しいと思いますね」 --「遺品整理や生前整理は、『全捨てする』と思っていました…」 コロナ自粛で断捨離®も増加!『捨てるところがない』お悩みも ーー「コロナの自粛で、掃除をしていた人が周りに多かったんですが、ご依頼もあったのではないですか?」 松下「家に誰か来るのが恐いというのもあったので、特に増えてはいませんね。 ただ、お隣の尾張旭市では大変なことが起こっていたんです」 --「どんなことですか?」 松下「おっしゃるように、大掃除をしていて不要品が激増したんでしょう。 処分場で、まさかの『ゴミの持ち込み禁止』という事態が起こったんですよ!」 --「ゴミが捨てられないということですか!?」 松下「そうなんです。 地域によって異なるのでしょうが、尾張旭市では処分場に自分でゴミを持ち込めるんです。 そうすると早く処分できるので、家がスッキリしますよね」 --「ところが引き取ってもらえない…」 松下「ええ。でも個人ではなく、業者なら捨てられるんです。仕事ですから。 今はもう処分場でも引き取れるようになりましたし、コロナも収束しつつありますが、不意のケースではプロが強いこともお伝えしたいですね」 --「困った時はやはりプロ! 先程も述べましたが『全捨て』するのが当たり前だと思っていたことも含め、業者選びも必要になりそうですね」 松下「中にはモノを投げて扱う業者もありますから…」 --「大橋さんでは作業品質を大切にしていらっしゃるそうですね」 松下「手前味噌ですが(笑)、寄り添って作業することには自信を持っています。 どんな小さなものでも、ゴミとして扱いませんし、お客様のペースに徹底的に合わせます。 1日で終わらなくて、3日かけて作業するということも日常茶飯事ですよ」 --「片づけられない方はもちろん、非力な年配の方や、ついため込んでしまいがちな人は、やはりプロの手を借りるといいですね。 まとめ ということで、今日のまとめとしては、大橋運輸さんが考えるリサイクルには ・輸出する ・売る の2つの方法があり、輸出は主に精神的な面で、売るのは経済的な面でメリットがあるということですね」 松下「はい。引き取り料がかからないのは大きなメリットです。 見積もりだけなら無料で行うので、それを見ていただいてご検討もいただけます」 --「そして売る場合は早めに。 輸出は『捨てるにはもったいないから誰かが使ってくれたら…』という日本人の気質に合うので、満足度が高いと思います」 松下「あとは処分場の例を見ると、結果的にプロに頼む方がロスがないことも知って欲しいですね。 何より、捨てるよりも再利用した方が、環境にもいいですから」 --「ただ捨てればいい、というのではなく、いかに人間の心や環境に優しいかも大切ですね。 コロナ自粛で、皆さん精神的な面や地球環境に向き合うことも増えたでしょうから、こういった企業がもっと増えて欲しいですね」 聞き手:「綴屋」ライター 増田有香 https://tsuzuriya.jp/ -
2020.05.20 遺品整理について/生前整理について
コラム
エンディングノートと遺言書の違いは?
こんにちは! 季節がどんどん変わっていますね。 緊急事態宣言は緩和されてつつあるものの まだまだおうち時間を多く過ごされている日々かと思います。 今回は、前回の記事も踏まえ、 終活の第一歩である エンディングノートの書き方について お伝えしたいなと思います???? 書き残す準備として 「遺言書」と「エンディングノート」があります。 遺言書とは、自分に万が一のことがあった際に、 誰にどのくらい相続させたいのかの意思を書き残すものです。 死後に法的根拠があり、民法で定められた形で記入する必要があります。 一方、エンディングノートは書き方は自由であり、 記すものは相続に限られませんが 法律的な効力が発揮されません。 違いをまとめてみました ↓ 効力がないのなら、エンディングノートは意味がない?と 考える方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、だからこそ自由に書き進めることが出来ます。 自分の希望や考えを表すことが可能です。 葬儀や供養についての希望や、デジタル関連のパスワード また、余命宣言や脳死に備えて自分の考えを書き残しておくためにも使用できます。 エンディングノートを記す最大のメリットは 次の4点です。 エンディングノートは法的効力はありませんが、 細かいことを書いておくことによって、もしもの時、家族が路頭に迷う心配もありません。 自分のため、そして周りの方のためにも ”書く”終活から 始めてみませんか? -
2020.04.22 遺品整理について/生前整理について
コラム
コロナから身を守る!【おうち時間】で何する?
新型コロナウイルスから身を守るため、また、緊急事態宣言も発出されていることから、 不要不急の外出を控え、家で過ごしている方も多いのではないでしょうか。 皆さんは、『おうち時間』をどのように過ごしていますか? テレビやSNSを見ると、様々な過ごし方をしているのが分かりますね! 「料理やゲーム、自宅でできる運動など趣味に時間をあてる。」 「今まではSNSを見る専門だった人も、掲載してみる。」 「友達と毎日のように、テレビ電話で飲み会!」 「今や生活必需品!ひたすらマスクを自作しています!」 などなど。 そんな日々を過ごしながらも、 「コロナが落ち着いたら◯◯しよう。」 「あの人と遊ぼう」 「◯◯へ行こう」 と思っている方もいるのではないでしょうか? 「毎日をどのように過ごすか」と同時に、 「コロナが落ち着いたらどんなことをしよう」と 夢を膨らませる時間を過ごしてはいかがでしょうか? 「こんなことしたい、あんなことしたい」を、 日記やスケジュール帳などに書いてみる。 スマートフォンやパソコンに残す。 もちろん、以前のコラムで紹介した、『エンディングノート』を活用するのもいいでしょう! まさしく、『エンディングノート』は、 自分の未来のため、“人生を豊かに愉しむ”ためのものです。 ↓クリックしてください↓ ★↑エンディングノートの最初一歩として 印刷しお使い下さい↑★ このようなものに 書き込んでいくので、 今やりたいことが思い浮かばなくても、書き進めていく間に何か見つけられるかもしれません。 『エンディングノート』は、書店で購入することもできますし、 無料でダウンロードできるサイトもあります。 もちろん、形式にとらわれることなく、自由に書き留めていってもいいですね。 日々、状況が変化する中、 必ずこれまでの生活に戻るよう、今は『STAY HOME』。 日常が戻った時に、たくさん楽しむための準備期間だと思って、おうちでゆっくり過ごしましょう。 最後に、 医療関係者の皆様を始め、 変わらずに、そして今まで以上に大変な日々を過ごし、 生活を守ってくださっている皆様に感謝申し上げます。 -
2020.03.31 遺品整理について/生前整理について
コラム
『エンディングノート』を始めませんか
よしっ!『終活』を始めよう!と思ったあなた。 テレビで『遺品整理』・『生前整理』を聞くようになったあなた。 調べてみると『エンディングノート』の存在を知るでしょう。 そして、 『終活』を始めるには、『エンディングノート』を書かないといけない・・・。 『遺品整理』や『生前整理』には『エンディングノート』が必要なのね・・・。 と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。 『エンディングノート』が必要だと知って、購入した方、書き始めた方、 そして、書き終えた方。準備万端!ばっちりです! あとは、定期的に見直し、ハッピーな生活を過ごしましょう。 しかし、少し、面倒な気持ちになって 書くのを辞めてしまった方も・・? もったいない! せっかく、やってみよう!と思ったのに、とてももったいないです。 今回のコラムでは、なぜ『エンディングノート』が必要なのか、ご紹介します。 『エンディングノート』は『終わり』のノート? 『エンディングノート』と聞いたら『終わり』をイメージする方も多いでしょう。 しかし、『エンディングノート』は『終活』を進めるために、とても便利な道具。 そして、これから楽しい生活を過ごすための道具です。 以前のコラム、『終活とは?~ほめる終活のススメ~』でもご紹介しましたが、 『終活』は『自分の人生をほめるための時間』です。 自分の人生をほめる、つまり自分の人生を振り返る時に、『何について振り返るのか』がはっきりしていると、 振り返りやすくなるのではないでしょうか。 『終活』や『エンディングノート』は若い人は無縁。年配の人だけのもの。 確かにそうです。でもそれには、しっかりとした理由があります。 歳を重ねれば、大切なものが増えていきます。 その振り返りに、『エンディングノート』を使ってまで時間をかける必要があるのは 『大切なものが多い年配の方』であるのは自然なことです。 ですが、「若い人には無縁」ではなく、「歳をとっているから必要」ということでもないのです。 『大切な人・ものが多い人』に必要なものなのです。 『エンディングノート』で、はじめる! 『エンディングノート』は、『終わり』のノートではなく、今までを振り返る時の道具です。 大切なことを一つひとつ思い返し、整理をして、これから楽しい時間を過ごす、『始まり』のノートになるのです。 『エンディングノート』を書き進めると、 「これ、整理しておかないと」や「このことは、家族に伝えておこう」などと、気づきがうまれてくると思います。 なんだかぼんやりと感じていた不安や、心配事も、はっきりすれば安心に変わりますよね。 それと同時に、あらたな 「やりたい!」が見つかるかもしれません。 その「やりたい!」を進める時、「エンディングノート」は判断材料もなるでしょう。 さぁ、『エンディングノート』を活用して、新しい始まりを迎えてみませんか? -
2020.03.23 遺品整理について/生前整理について
コラム
遺品整理・生前整理はなぜ必要? プロがご説明します!
「終活」や「生前整理・遺品整理」という言葉が徐々に広まり、そのキーワードはもはや一般的になっています。 でも、 生前整理や遺品整理がなぜ必要なの? 生前整理や遺品整理をしないと、なぜ困るの? という理由については「なんとなく」とか「そろそろ年だから…」と思われている方が多いのではないでしょうか? そこで、今回は生前整理や遺品整理のプロフェッショナルである、大橋運輸株式会社(愛知県瀬戸市西松山町2-260)さんを訪れ、8年前から遺品整理・生前整理の専門部署で活躍されている、川本拓実さん(22歳)にお話を伺ってきました。 お客様のニーズに応えるうち、「これが生前整理・遺品整理」だと気づく --そもそも、遺品整理や生前整理に定義というのはあるのでしょうか? 川本さん(以下敬称略)「そうですね。遺品整理は文字通り遺品を整理すること。亡くなった方が住まなくなったお部屋を片づけることです。 一方生前整理には2つのケースがあります。 まずは、いわゆる『片づけられない部屋』を片づける場合、 そして、主に高齢者の方などが施設に移ることとなり、住まいを引き払う場合があります」 --「なるほど。改めて伺うとわかりやすいですね。 大橋運輸さんは、遺品整理や生前整理のプロとして知られていますが、もともと特化してされてきたのでしょうか? 川本「弊社は運送会社ですから、引っ越し業務も多いんです。 私も8年前に引っ越しのアルバイトを始め、それがきっかけで入社したのですが、その頃から『身体がいうことをきかなくて部屋が片づけられない』『おばあちゃんが施設に入ることになっちゃって…』というご依頼が多かったんですよ」 --では、お悩みに応えていたら、実はそれが遺品整理や生前整理だったという感じなんですね。 川本「ええ、地域の皆さまのお陰なんです。 実は弊社のある瀬戸市はかなり地域の高齢化が進んでいて、50歳以上の人口が約半分の48.1%を占めるんです(※1)。 こうした背景から、遺品整理・生前整理に特化したという流れになりました」 --困っているけれど、誰に頼んだらいいかわからない…じゃあモノが多いから、引っ越し業務をしている大橋さんに頼もう! ということになったんでしょうね。 では、生前整理と遺品整理をやらなくてはならない理由はなんでしょうか? 川本「遺品整理と生前整理は目的が違うので、それぞれご説明いたしますね」 ※1 瀬戸市ホームページ、2019年10月の資料より引用 http://www.city.seto.aichi.jp/bunya/renkubetunenreibetudanjobetujinkou/ 遺品整理は「部屋をからにすること」が目的。しかしそこには数々のドラマがある --まず遺品整理について教えてください。 川本「はい。 言葉から推測されるとおりですが、遺品整理の目的や理由は『部屋のものをすべてなくす」ことです」 --業務に関しては割とシンプルなものになりそうですが… 川本「確かにそうかもしれませんね。 しかし、亡くなられた方に思いがあるのと、そうでないのとでは異なってきます」 --それまでの家族関係のあり方によるということですね。 確かに『80歳の男性』という人物像でも、相思相愛でいつも一緒にいた旦那様の場合と、ケンカ別れして疎遠になった父親では違ってきそうです。 川本「おっしゃるとおりです。 遺品整理って、捉える人によっては『廃品回収と何が違うの?』ですし、紙一重の部分も否めません。 例えばモノをモノとして扱うだけなら、圧縮できるパッカー車を使えば、予算も時間も少なくて済みますからね」 --でも思い入れがある場合は、モノはすべて思い出になる。 川本「ええ。 弊社は思い入れがあるケースが大半なので、例えば本なら1ページ1ページ確認しますし、紙切れ一枚でも許可なく捨てません」 --初めて知りました! 実に大変なお仕事なんですね。 川本「そう見えるかもしれませんが、実は社員のモチベーションに繋がっているんですよ。 ただ処分するのではなく、自分たちでしかできないことをしたい。 結果として、お客様の期待値に反映されるのは喜びであり、やりがいなんですよね」 --思い入れのあるものを扱うから、やりがいに繋がる。 川本「はい。責任のある業務ですから、弊社では遺品整理・生前整理はすべて社員が携わり、入社前の研修では、荷物をどう扱い、どう詰め、どう搬出するかを徹底して伝えています。 また、思い入れのあるもの、例えば家具などは運送会社の長所を活かして、東南アジアなどに輸送して現地で使ってもらっています」 --宝物のように扱ってくださるということですね。 それだけ丁寧なお仕事になると「捨てたくない」「探してほしい」という依頼も多いのではないですか? 川本「お陰様で、そういうお声もいただいております。 以前、長年親御さんと離れて暮らしていた息子さんが、実家を引き払うということで『両親と最後に撮った写真を探して欲しい』とご依頼があったんです。 量が多かったので、コンテナを50ほど使っていったん全てお預かりし、そこから分類しました。 すると何枚かお写真が見つかりお渡したところ、その中の一枚で手が止まり『これです…』と涙ぐんでいらして…」 --どんなお宅にも、どんな人生にもドラマがあるんですよね…。 大変なことが全て報われた瞬間ですね 川本「こだわってやっているからこそ、最後は喜びに感じるんですよね」 生前整理の目的はズバリ「安全・防犯・自分のため・家族のため」 --では次に生前整理の目的を教えてください。 川本「こちらはシンプルです。 ①安全 ②防犯 ③自分のため ④家族のため の4つです」 --わかりやすいですね 川本「生前整理の目的はまず安全なんです。 あまり知られていませんが、高齢者の事故やケガの大半は自宅で起こっているんですよ」 --知りませんでした。言われてみれば、モノが多いと動ける範囲は狭くなりますね。 川本「その通りなんです。足元にあれば転んでしまったり、階段に積んであったものがなだれを起こしたり…」 --想像しただけで危なそう…。 川本「2つ目が防犯。ゴミ屋敷は泥棒に入られたり、時には放火される可能性もあります」 --中に危険なものが含まれていたら、自然発火の恐れもありますし、モノが多いとより危ないですよね。 川本「実際『万が一燃えたら飛び火するので』という、ご近所さんからの苦情もあります。 そして3つ目は自分のため。自分の生活を豊かにするためなんです」 --具体的には? 川本「モノが少なくなれば安全に暮らせ、地震などの天災でも危険性が減り、さらにはスッキリとした暮らしが手に入り、モノを探す時間も減り、掃除も楽になる。 生前整理は決して『万が一のことを考えて身辺整理をする』ためだけではないんですよ。 今の暮らしを、より快適に過ごし、毎日を楽しくするための大切なものなんです」 --イメージするとわかりやすいですよね。モノが多ければ暮らしもごちゃごちゃし、モノが少なければ気持ちもスッキリしますから。 川本「心理的要素は大きいですよね。 生前整理の場合は、今後も住み続けたいけれどどうしていいかわからないケースが多いんです。 具体的に ・部屋が限られている ・家具の配置はどうするといい? ・住みやすくするには? ・ケガがない空間づくりとは? そんなことに、私たちプロがお応えしていくわけですね。 家具の配置や耐震グッズの活用、非力でも家具を移動しやすいよう椅子の脚にフェルトをつけるなど、お伝えしています。 --インテリアコーディネーターのようなお仕事でもあるんですね。 そして最後が『ご家族のため』 川本「最終的に遺品整理をするのはご家族です。その場合にモノが少なければ負担も少ない。 私たちは『生前整理は家族への思いやり』ともお伝えしているんですよ」 今のうちからできることとは? --生前整理・遺品整理の目的がわかったところで、私たちのようなユーザーが、今できることを教えていただけますか? 川本「まずは、普段から不要なものをコツコツ整理・捨てておくことです。 高齢者になってから意識するのではなく、若いうちから習慣化しましょう。 生活を豊かにすることが、生前整理に繋がります」 --やはり…プロにお願いした方がいいのでしょうか? 川本「そうですね。通帳や現金などは経験から『こういうところにありそう』というのがわかりますからね」 --遺品整理の場合、どんなタイミングでお願いするといいですか? 川本「遺品整理は『思い出があるから…』と時間がかかってしまうんです。そうして何年も経ってしまい、結局自分の生活に影響が出てしまったケースをたくさん見てきました。 でも大好きな方が亡くなったんですからね、気持ちの整理をつけるのに少なくとも半年や1年かかります。 ですから心の整理がついたら、プロを頼って欲しい。気持ちに寄り添って、同じ思いでモノに携わっていきます」 →関連リンク:失敗しないための生前整理・遺品整理の業者の見分け方 --最後に、これからの川本さんや御社の目標や夢について教えてください。 川本「これまでは地域ナンバーワンを目指し、お陰様でこの地域では遺品整理=大橋運輸と親しんでいただけるようになりましたが、今後目指すのは『最も信頼される存在』。 大きくする、一番になるのではなく、困った時に何でも相談できる、心強い存在になっていきたいですね」 --本日はありがとうございました。 聞き手:取材ライター/増田 有香(綴屋)https://tsuzuriya.jp/ 写真提供:写真AC -
2020.02.24 遺品整理について/生前整理について
コラム
終活とは?~ほめる終活のススメ~
最近では、「終活」や「生前整理・遺品整理」の言葉を耳にする機会が増えているのではないしょうか。 自分自身の終活はもちろんのこと、親の終活・親戚の家財整理などと 突然その必要に迫られ、困っていらっしゃる方も... 今回のコラムでは終活とは どのようなものなのか についてお届けしたいと思います。 「終活」=「人生をほめるための時間」 就活、婚活、妊活・・と 生きていると様々な活動の機会に遭遇しますが、 全員が経験しうるものが 死ぬということです。 そこに向けての活動、と捉えても良いのですが、 そうではなく、自分の最後が近くなったからこそ 初めて出来る 「人生をほめるための時間」と捉えて 終活を行うのが良いのではないかと思います。 片付けながら、自分のこれまでを見つめなおしてみてください。 終活の内容 では、どのようなことをしていくのが良いのでしょうか。 主には、「生前整理・遺品整理」の2つに大別されます。 この違いは 文字のごとく 亡くなる前なのか、亡くなった後なのかという違いですが もう一つの違いは 対象です。 つまり、だれの終活か ということです。 生前整理は 対象は自分、自分以外のどちらもがあります。 それに対し遺品整理は 必ず 自分以外の方の整理になります。 整理の内容 そして、整理の中身もいくつかに分けられます。 大まかには 生前整理はモノ・心・財産・情報 遺品整理は モノ・心・そして情報です。 モノは家の家財などの目に見えるもの 心は 自分の思い出や青春を整理すること 財産は お金や株など目に見えないもの そして 情報は、“データ”になります。SNSなどのパスワード、FXなどのログインなど、こちらも目に見えませんが、 ネット上には存在している、というものです。 この整理をデジタル整理と言います。 このように終活は細かく分類され、自分以外も含め誰もが関係するものになります。 ほめる終活 最初にお伝えしたように、終活は「人生をほめる時間」です。 自分の人生を振り返り、その後の人生をすっきりと生きるための整理、 大切な家族の整理は、その人の人生をほめる時間になります。 または、そんな作業を頑張っている自分をほめる、ということもあるのかもしれません。 どのような場合になっても 終活とはマイナスなものではなく、「ほめる終活」と、 自分から積極的に楽しんで活動してほしいです。 身の回りのことから少しずつ 整理していきましょう♪ -
2020.02.13 遺品整理について/生前整理について
コラム
失敗しないための生前整理・遺品整理の業者の見分け方
「生前整理や遺品整理を行おうと思っているけれど、最近は異業種から参入している業者も多いし、どこに依頼したらいいのか判断が難しい…」という方もいると思いますので、今回は「失敗しないための生前整理・遺品整理の業者の見分け方」というテーマでお届けしたいと思います。 生前整理や遺品整理の専門知識を持っているかどうか 生前整理や遺品整理を行おうと思っているけれど、荷物の量が多くて個人での対応が難しいということもあるでしょう。そのような場合には、当社のような業者に依頼して生前整理もしくは遺品整理を行ってもらうのも1つの手です。 実際に業者に依頼するときに問題となるのが、対応してくれるところの選択肢が多すぎるという点です。多くの業者が存在しているため、どのような基準で選べばいいのか迷ってしまう方も多くいます。 もし業者選びで迷ってしまったら、まずは専門知識を持っている業者かどうかという点に注目しましょう。整理する品物によって、処分方法などに違いがあります。買い取りが可能な品もあるので、その点も含めて正しい知識を持って対応してもらえるかが、ポイントの1つです。 例えば、スタッフが「遺品整理士」の資格を持っているかどうかで判断することも可能です。資格を持っているスタッフであれば、正しい知識のうえで、どのような形で整理を行っていけばいいのか判断することが可能です。 どんな資格を持ったスタッフが在籍しているのか 生前整理や遺品整理を依頼する業者を選ぶときに、「遺品整理士の資格さえあれば問題ない」と思っていませんか?実は生前整理や遺品整理には、遺品整理士だけではなく他の幅広い分野での専門知識も必要になります。遺品整理士以外の資格を持っているスタッフが在籍している業者だと、信頼度も高くなり安心して依頼することができます。 例えば、当社の場合は「遺品整理士」の資格以外に「福祉住環境コーディネーター」や「古民家鑑定士」や「社会福祉士」の資格を所有して、生前整理・遺品整理を通して、お客様の生活を様々な視点でサポートできる体制を整えております。 どのような知識を持っているスタッフが在籍している業者に依頼したいかは、状況に応じて異なります。生前整理や遺品整理の状況を考慮したうえで、適したところを選ぶようにしましょう。 1つ注意しなければならないのが、「資格を持っている=絶対安心」とは限らないということです。知識があっても、それを使いこなせていなければ意味がありません。実際の利用者からの評判などを、あわせて参考にするのも1つの手です。総合的に判断することによって、満足度の高い業者を選ぶことができます。 現地立ち会いでの見積もりを実施しているかどうか 多くの方が気になっている生前整理や遺品整理の業者選びのポイントの1つに、料金の問題があげられます。多くの資格を持っているスタッフが在籍している業者でも、料金が高いと利用するのをためらってしまうこともあるでしょう。 もちろん資格の有無も業者を選ぶ大切な基準になりますが、料金面も考慮したうえで業者を選択することが大切です。 料金を考えるうえで大切なのが、現場での立ち合いを行ったうえで見積もりが実施されるかという点です。現場での見積もりを実施しない業者だと、後から追加料金がかかることがあるので注意が必要です。後から発生した追加料金によって、思っていたよりも費用が高くなってしまい、「これなら別の業者を利用した方がよかった…」と後悔することもあるかもしれません。そのような後悔をしないためにも、見積もりは大切です。 具体的にどのくらいの料金がかかるのかという点は、部屋の広さや荷物の量や種類など、さまざまな要素によって変わります。少しでも料金を安くしたいという場合は、あらかじめ自分で整理できるものは作業しておくのも1つの手です。 業者の代表やスタッフの顔写真が公開されているかどうか 生前整理や遺品整理の業者を選択するのであれば、どのようなスタッフが在籍しているかを確認するもポイントの1つです。 特に料金が安いような業者の場合には、スタッフは全員アルバイトというケースも見られます。アルバイトの場合だと、知識が不十分だったり遺品の扱いが雑になったりする可能性があるので注意が必要です。 信頼できる社員を派遣してくれるかどうかを知りたいなら、業者のホームページに注目するのも1つの手です。業者のホームページをチェックすると、代表やスタッフの顔写真が公開されていることがあります。顔写真が公開されていることで、どのようなスタッフが派遣されるのかが分かるので安心して利用することができます。 また、評判や料金などを総合的に考慮することで、作業後に後悔の少ない業者を選択・利用することができます。 対応が丁寧な業者かどうか 遺品整理は、亡くなった大切な人の遺品を扱う仕事です。故人の大切なものを扱うからこそ、丁寧に対応してもらえるかということもチェックポイントの1つです。 例えば、雨天時や暑い日には、雨や汗で汚れないように遺品にタオルやビニールをかけて作業をする業者もありますが、このような業者は遺品を丁寧に扱ってくれると考えられます。 さらに遺品の扱いだけではなく、安心・安全への配慮も確認しましょう。近隣の方や管理人の方への挨拶もしっかり行う業者なら、安心して任せることができます。 対応が丁寧な業者かどうかは、ホームページなどの情報だけでは見えてこない部分があります。そのため、対応について知りたいなら実際に利用した方の評判などを参考にするのも1つの手です。 利用者の評判を参考にすることで、安心して利用できる可能性が高くなります。さまざまな方の評判を見て、信頼できそうなところを選びましょう。
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