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2021.11.09 生前整理について/住環境の安全診断について/デジタル生前整理について/大橋運輸について
お知らせコラム
今月末は「人生会議」の日。エンディングノートの書き方セミナーおよび無料配布を19~20日に実施します!
11月30日に定められている「人生会議の日」に合わせて、当社ではエンディングノート普及協会理事長の赤川直美様を広島からお招きし、講演会を開催します。弊社オリジナルのエンディングノート「想いをカタチに」の無料配布をする他、弊社管理栄養士による講演や地元警察から特殊詐欺抑止に関連したお話もしていただきます。 瀬戸市は11月19日(金)14:00~16:00、尾張旭市では11月20日(土)14:00~16:00に実施。場所は、チラシに記しております。新型コロナの感染状況により、人数制限を行う場合もありますので、あらかじめご了承ください。(お問合せは、大橋運輸株式会社 0561-82-0084 まで) 普及協会とともに独自の「エンディングノート」を制作 弊社では、地域住民の方がご家族で「人生会議」を行えるようにという想いで、エンディングノートの無料配布や講演会の企画を行ってきました。 「人生会議」とは、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の愛称です。ACPとは、希望する医療やケアについて自ら考え、信頼する人たちと話し合うことを意味します。厚生労働省は「人生の最終段階における医療の決定プロセス」として以前から推奨しており、認知を広めるために愛称を公募。その結果「人生会議」が生まれました。同時に「いい看取り・看取られ」の語呂合わせになる11月30日が「人生会議の日」と定められています。 人は誰もがいつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。命の危険が迫った状態になると約7割の方が、その後の医療やケアなどについて自分で決めたり、人に伝えられなくなるという調査結果も。元気なうちに人生会議を行い、家族や友人などの信頼できる人に自分の希望を伝えることで、自分が望むケアを受けられる可能性が高まります。 自身の終末について記すエンディングノートは、「人生会議」を行う上で大切な存在です。弊社が制作したオリジナルのエンディングノート「想いをカタチに」は、広島のエンディングノート普及協会理事長の赤川直美様に監修を依頼。地元のイラストレーターさんに描いていただいた柔らかいイラストもたくさん盛り込んでいただいています。制作したエンディングノートは、地域包括センターや福祉施設で配布。その後、口コミで広まり、弊社まで取りに来る方も多く増刷を繰り返し、これまでに配布した数は3,000冊を越えました。 厚生労働省の調査では、エンディングノートについて知っている人は7割近く、しかし実際に制作に取り組む人は1割にも満たないという結果が出ています。弊社のある瀬戸市では、エンディングノートに取り組む意義についての資料を配布しているものの、ノート自体は置いていませんでした。そこで2020年、弊社はエンディングノート普及協会と一緒にオリジナルノートを制作、無料で配布を始めました。ノートの配布を始めるとたくさんの高齢者の方がエンディングノートを取りに来てくださり、多くの方の終末に対する意識の高さを感じました。この状況をみて、今年は「人生会議」をテーマにした講演会を企画したのです。 今回のイベントを通して、エンディングノートを実際に書いてもらうことにつながり、ノートを渡す相手を考え、そのお相手となる大切な方と、万が一の場合について話し合う機会にしてもらえたら嬉しく思います。 エンディングノートには、記入者自身のプロフィールや財産に関する情報をはじめ、かかりつけ医や延命治療に関する希望、墓や葬儀の方法を書き込むことができます。また、パソコンなどのIDやパスワード、ペットの託し先など、残された家族も助かる情報をまとめることも可能です。加えて、遺言の方向性を考えたり、生前整理での揉め事を防いだりすることもできると考えました。ノート自体は無料で配布しているのでお金もかかりません。 地域活動に込める想いと「健康寿命」を伸ばす取り組み 弊社は地域に根差す中小企業として、環境・安全・防犯・震災・健康・交流など地域の課題を把握し、解決する取り組みを進めてきました。輸送事業サービスだけをやっていては、住民の方々の悩みを知ることはなかなか難しく、弊社のことも単なる輸送業者としてしか認知していただけないことが多かったです。だからこそ、エンディングノートに興味をもっていただけたように、みなさまの日々の暮らしごとから弊社を知っていただく機会を大切にしてきました。これまでに、健康無料相談や交通安全教室、オオサンショウウオ生息地である蛇ヶ洞川の清掃など、幅広いジャンルで地域活動を行っています。 地域活動のなかでも「健康寿命」に関する活動には積極的です。今回のイベントでも弊社社員の管理栄養士の講演を企画に盛り込みました。「治療より予防」という観点から日々、社員や地域住民の方の健康サポートを担っており、ご参加いただく方々に寄り添った内容をお届けできると考えています。また、毎週水曜日に弊社が経営している「たいやきわらしべ」で開催する「おはなし広場」は、自分に合った食事やぐっすり眠るためのポイントなどといった日々の不安や悩みを話すコミュニティとして育んできました。バランスボールや健康太極拳の講習会なども開催し、地域の方々の「健康寿命」を伸ばすことを目指しています。 地域の皆さんとの関わりがきっかけとなり、社員の想いやサービスを知っていただくことで、困りごとが生まれた時に弊社のことを思い出していただけたら大変嬉しいです。「人々の暮らしに寄り添いたい」という想いの実現を少しずつ進めることによって、社員一人ひとりのモチベーション向上、さらには会社の成長へもつながると考えています。 これからは少子高齢化や人口減少の影響で、ますます地域の課題は深刻化していくことが予想されますが、地域と関わり続け、挑戦できる会社でありたいと思っています。また、今後は実践してきた取り組みを全国にも伝えていきたいと考えています。セミナー依頼があれば、全国どこででもお話させていただきます。弊社の取り組みが参考になれば幸いです。 -
2020.09.30 住環境の安全診断について
お知らせコラム
防災意識を高めるには、情報収集とともに「住まい方」にも注目を
業界が広く打ち出している「防災月間」も9月で終了。 とはいえ、防災は一年中意識していきたいこと! 命に関わるのはもちろん、QOL(生活の質)を高め、保つことにもなるからです。 大橋運輸(愛知県瀬戸市西松山町)の営業担当を務める、園田 昭さんは2020年1月に入社したばかり。 新しく業界に入ったからこそ感じた「住まいの防災」について、そして、一般の方とプロの視点の違いを伺いました。 防災月間に、タンス1棹2,000円にて引き取りキャンペーンを実施 引用元:https://www.photo-ac.com/profile/1020715 --「御社では防災月間の9月1日~13日の約2週間、キャンペーンをされていたそうですね」 園田さん(以下敬称略)「はい。弊社は瀬戸市にあるのですが、瀬戸市内ならタンス1棹2,000円、尾張旭市内なら2,800円で計3点まで引き取るというキャンペーンです。 昨年から実施し、今後も恒例にしていく予定です」 --「1棹2,000円というのは、通常よりかなりオトクなのでしょうか?」 園田「お客様にもよく訊かれたご質問です。こちら通常家や部屋ごとでお見積りするので『いくらオトク』という数字は出せないのですが、食器棚でも本棚でも何でも、どの部屋からの運搬でも一律なので、気軽かつ値打ちになっているかと思います」 --「確かに『このタンスだけを持っていって欲しい…』というケースがありそうです」 園田「まさにそこなんです。 特に今年はコロナ自粛中に断捨離®をされ、タンスが丸ごと空いてしまったという方も多かったですね」 --「なるほど。実際の作業の流れを教えていただけますか?」 園田「お電話をいただいてお宅に伺い、お見積りと作業日時を決めます。 その後作業に伺うというシンプルな流れです」 --「必ず直接訪問されるのは、御社の通常業務と全く同じですね。 『何でもどこでも一律』ということですが、空かずの間や入り組んだ奥の部屋からでもいいんですか?」 園田「ええ。ただし、階段から降ろすのが難しい場合は、吊る作業がいるので別料金になります」 --「人数が要りますもんね。実際作業をされて改めて気づいたことはありますか?」 園田「気づいたことは婚礼ダンスの多さ。ほぼ8割だったのではないでしょうか…」 --「8割! そういえば私の実家にも眠っています(苦笑)」 園田「昔ほど結婚式は派手ではないので、婚礼タンスも20年くらい前のものが多かったですね」 --「記念のものを捨てるのは勇気が要りますが、大橋さんの場合は『リユース』という形を取っているのが、気持ち的にもいいのではないですか?」 園田「はい。独自のルートでフィリピンに送っています」 --「思い出の品をどなたかに使ってもらえるのは嬉しいですね。作りもいいでしょうから海の向こうで活躍してくれてると思います」 お見積もりで訪問する中で、防災意識の高さを実感 引用元:https://www.photo-ac.com/profile/2258030 --「ところで、ご依頼された方は、皆さんキャンペーンをご存知だったのでしょうか?」 園田「地域限定の情報誌でPRしたのですが、実際伺ってみると『大橋さんに頼もうと思ってたのよ~』とか『キャンペーンを待ってました』という声が多かったんですよ」 --「すでに認知度があったんですね」 園田「私たちは定期的にセミナーを開催しているのですが、中には2017年のセミナーに出席されて、その時から『頼むなら大橋さん』と決めてくださっていた方もいましたね」 --「そうなんですか! 引っ越しはもちろん、日々の整理が気軽にお願いできる=認知されているという証ですね」 園田「はい。ご相談いただいた方が100%ご依頼くださったのも、とても嬉しかったです」 --「園田さんは今年入社されたということですが、実際の業務で知った、新人さんならではのエピソードはありますか?」 園田「弊社では『見積もりだけに伺うのではない』『単なる不用品回収業者ではない』と考えているので、お見積りの際や作業の際、必ず何かしら、防災における役立つことをお伝えしようと思っているんです」 --「具体的にはどんなことを?」 園田「基本として必ずお伝えするのは 重いものは収納の下部に置く 枕元に大きな家具を置かない 避難経路を確保しておく の3つです」 --「前回お話を伺った、防災の勉強をしている松下さんもおっしゃっていましたね」 園田「ええ。ところがほとんどのお宅がすでにされているんです。それに驚きました!」 --「情報を得ているだけでなくて実行されてる」 園田「そうなんです。さらに『大きな家具を減らしておくことで、動線も確保できる』ということまでご存知なんですよ」 ーー「日々の啓蒙活動の賜物ですね」 園田「手前味噌ですがその通りで、『キャンペーンと聞いたから片づけよう』ではなくて、『片づけたから処分しよう』という方ばかりでしたね」 ーー「お客様の層はどんな感じでしょうか」 園田「年齢層は高めで、大きな家具のみ自力でできないからというご依頼も多かったです」 ーー「なるほど。 では防災に関しては、なるべく大きな家具を減らし『重いものは下に』『枕元に注意』『避難経路確保』の3つを守れば大丈夫ですか?」 園田「それがそうとも限らないんです。 あるお宅で家具の量が多かったのですが、歩行が少し困難だったので『空間が狭いのでは?」と家具を減らす提案しようと思ったんです。 ところがお客様の行動をじっくり見てみると、一つひとつの家具を支えにしながら移動されていたんですね」 ーー「邪魔だと思っていた家具が、その方の動線に含まれていた」 園田「ええ。人によっては動線をただ確保すればいいというものではないということは、大きな発見でしたね」 ーー「なるほど…私も想像がつきませんでした」 園田「高齢者の方の整理や引っ越しは、若い方とは異なります。 何かの配置がちょっと変わるだけで、生活しづらくなったり、精神的にも影響を及ぼす場合もあるんですよね」 ーー「オートロックの解除がわからないとか、よかれと思って付けたセコムの設置ができないケースもありそうですね」 園田「あと、意外に危ないのが下駄箱。作り付けではない大きなものだと、倒れた場合ドアが開かないんです」 ーー「それは危ないですね! 鉄則は守りつつ、家の設計や住み方により、その方に合ったご提案をすることが大切なんですね」 園田「それが私たちの仕事でもあり、私のやりがいになっています」 真の意味で「地域密着」を目指し暮らしやすさと防犯を追求 引用元:https://www.photo-ac.com/profile/43626 ーー「冒頭で園田さんは新入社員さんと伺いましたが、どのような経緯で入社されたのですか?」 園田「私は転職組で、20歳から20年以上違う業種で働いていましたが、年齢を重ね『もっと地域に貢献したい』と転職を考えていたんです。 ところがどの企業さんも『地域密着』といううたい文句を掲げていて、違いがわからない。 そんな時、大橋運輸だけは実際に地域のためになる活動をしていて、それが決め手となりました」 ーー「小学校での安全教育や、地元でのセミナーもされてますよね」 園田「ええ。私が一番心を動かされたのは、『オオサンショウウオを守る会』の川清掃です」 ーー「失礼ながら、一切利益が出ない活動ですからね」 園田「それから私事なのですが、どの職場でも懸命に仕事をしてきたのですが、なぜか自信が持てない部分があって…。 そのことを社長に素直に話したところ『それも君の立派な実績じゃないか!』と言われ、ああ、全てが自分の経験なんだと認めてもらったのが嬉しかったんです」 ーー「自分の中の納得できない部分を、受け入れてもらえたような気がした」 園田「はい。私が言うのもなんですが、これからの企業にはチームワークと個の力が、同じように重要になると思います」 ーー「今後はどのような目標がありますか?」 園田「研修などで先輩方の様子を見て感じたようにお客様お一人お一人の状況を見て、空気感を合わせて寄り添う提案をしていきたいですね。 同じ『引き取る』でも、処分と考える方もいるし、思い出のものだけれど仕方なく…と考える方もいらっしゃる。今回のキャンペーンでもご主人の遺品をご依頼された方がいらして、とにかくじっくり話を聴いた次第です」 --「寄り添う気持ちは必要ですよね…」 園田「また、防災に関心の高い先輩の講義を受けて、防災や安全の奥深さを実感したので、より理解を深めた上で、わかりやすくかみ砕いて説明できるようにしたいですね」 ーー「少し情報を伺ったのですが、11月には『人生会議の日』という新しいイベントもあるとか?」 園田「具体的には、エンディングノートを家族で書き、ライフプランを考えることを広めるイベントになります」 ーー「生前整理や遺品整理にも繋がる『老後の安全で快適な暮らし』へのご提案ですね。今後の詳しい情報をお待ちしています」 取材:「綴屋」ライター/増田有香(https://tsuzuriya.jp/)
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