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on the Ground Project(オンザグラウンドプロジェクト)様では「私たちがそこにいるのが当たり前。こんな社会をつくりたい」というビジョンのもとLGBTを含む性的少数者がいきいきと働ける職場づくりをめざして、研修、講演、コンサルティング活動を行っています。
当社では、on the Ground Project様と共に、LGBTも含めて様々な人が過ごしやすい職場・社会を目指しています。
LGBT/ダイバーシティ研修の実施
2016年1月にon the Ground Project 代表の市川武史さんをお招きしてLGBT研修を行いました。
弊社では以前より、様々なバックグラウンドを持つ全ての社員がその能力を存分に発揮できるような職場環境作りに取り組んでいますが、LGBT/ダイバーシティ研修でLGBTの方々への理解を深め、企業としてどのような取組みができるかを学ぶことが出来ました。
LGBT/ダイバーシティ研修の内容
- LGBTの基礎知識
- LGBT当事者が求職時や職場で困ること
- トランスジェンダー特有の困りごと
- 社会や企業の動き
- 受け止め方
- アウティングについて
社内制度の整備&認定証の取得
LGBT/ダイバーシティ研修の後には、就業規則も改定し、同性パートナーも福利厚生の適用の対象にしたり、心と身体の性別が一致しないトランスジェンダーの方は本人の希望があった場合には通称名での勤務が出来るようにするなど、全ての社員がイキイキと能力を最大限に発揮できる職場環境作りを進めています。
on the Ground Projectが発行するLGBTフレンドリー企業認定証も取得しています。
LGBTフレンドリー企業を紹介する「Working Rainbow Expo」への出展
2017年6月に開催されたWorking Rainbow EXPOにパネリストとして登壇、ブース出展しました。
LGBT/ダイバーシティの取り組みをしている企業に関心がある学生・社会人の方と意見交換をすることができました。
Working Rainbow EXPOとは
LGBT/ダイバーシティの取り組みをしている企業、推進したいと思っている企業とLGBT・アライ学生、LGBT・アライ社会人が年齢・業種も超えて様々な社会人が「自分らしく働く」ことについて考えるイベントです。
オンザグラウンドプロジェクト様との対談
- 市川
- 私の方からご提案をさせて頂き、LGBT/ダイバーシティの取り組みを進めていくことを即決されましたが何故でしょうか。
10分で取り組みを進めていくことを決められたのでとても驚きました(笑)
- 鍋嶋
- 大企業以上に中小企業がダイバーシティ(多様性)の取り組みをしていかないとなかなか優秀な人に入社してもらうが難しいのではないかなと感じています。
LGBTに限らず様々な人が働きやすい環境づくりをして、セクシュアリティ(性的指向と性自認)、国籍、文化を含めたさまざまな価値観やバックグラウンドを持つ人が働くことによって、組織、また地域社会に新しい価値観を提供することができると思っています。 - 市川
- 具体的にはどのような取り組みをしているのでしょうか。
- 鍋嶋
- 慶弔見舞金などの福利厚生の制度を同性パートナーも適用対象にしたり、トランスジェンダーの方が希望すれば通称名での勤務ができるようにしたりしています。
- 市川
- 採用応募者に対しての取り組みはされているのでしょうか。
- 鍋嶋
- 当社は採用ホームページに当社独自の履歴書を掲載してダウンロード出来るようにしています。特徴としては、配偶者の項目も「配偶者・パートナー」という項目名に変更していること、性別記入欄がないということです。
過去にトランスジェンダーの方で男性・女性の両方に丸を打った方がいたので、セクシュアリティに関係する障壁は取り除きたいと思って履歴書を独自でつくりました。
ちなみに、学生さんなどはLGBT/ダイバーシティの取り組みをしている企業に関してはどのように感じているのでしょうか。参考:採用サイト 募集要項ページ (履歴種ダウンロードのボタンを押してください) - 市川
- ここ数年で学生の方から「LGBTの取り組みをしている企業はどこがありますか?」という問い合わせがとても増えてきています。
日本の企業は中小企業含めると400万社以上ある中でLGBTの取り組みをしている企業はおそらく1パーセントもないと思います。
その状況の中でLGBTの取り組みをしているということは、「LGBTに限らず色々な人が働きやすい環境づくりに関して関心がある企業」と考えているようです。
「人を大切にしている会社かどうか」のひとつのベンチマークにしていると思います。
大企業で取り組みが進み始めましたが中小企業ではまだまだこれからの状況です。その中で大橋運輸様の取り組みは本当にすごく進んでいると思います。
- 鍋嶋
- なるほど。たしかにまだまだ、社会の色々な情報を見ていると、LGBTが何か特別な存在かのように扱われていますが、好きになる性(性的指向)や心の性(性自認)は誰もが持っているもので、それらを考えることは誰もが働きやすい職場につながると思っています。
今後も、LGBTを含む、色々な人が働きやすい職場づくりを、外部の企業・団体・コミュニティと連携しながら目指していきたいと思います。